山谷氏は、常識を持ち合わせた人間であれば絶対に掲載などしない非現実的な主張を、堂々と掲載してしまう、危険な人物である。山谷氏は先月22日付けで、ある記事を掲載した。「日本キリスト教界の状況」と題されたその記事によると、日本キリスト教協議会(NCC)、在日韓国基督教総連合会(CCKJ)、日本福音同盟(JEA)が、「CT問題の経緯」について山谷氏と『クリスチャン新聞』編集顧問の根田祥一氏から説明を受け、「CT問題」に対処する方針をそれぞれ決定したというのだ。
この記事を読みながら、私はすぐに1つの疑問を抱いた。こうも簡単に、複数のキリスト教連絡組織が一致団結して、キリスト教メディア企業を「包囲する」という決議を採択してしまえるものなのだろうか。もし、それが可能だとすれば、いったい、どれほど強大な影響力を持つ人物がこれを牽引しているのか。日本のキリスト教組織は、こんなにも外部に影響され易いのだろうか。このような決議が今後、どのような形で実行されていくのか。
山谷氏によるこの「発表」を受けてであろう。CT代表取締役の高柳氏は早速JEAを訪問したそうだ。高柳氏によると、JEAから次のようなコメントがあった。「JEAは、カルトや異端の認定をする組織ではない」。とすれば、実際に動いているのはNCCだろうか。しかし、NCCといえば、マイノリティの声に耳を傾け、人権問題に真摯な姿勢で取り組む国際的な組織だ。メディア企業を「包囲する」などという暴挙には絶対に出ないだろう。そして、最後に残ったのはKCCJだ。世界のキリスト教組織で「異端えせ対策委員会」を設置して教会や団体の異端判定を行っている機関を、韓国のCCKを除いて私は知らない。韓国NCCも、そのような担当局は設置していないようだ。可能性としては、「異端認定」という動きがあるとすると、CCKの流れを汲むCCKJが関わっているという線もある。だが、CCKJは昨年度に発足したばかりであり、健全な教会が集まって適切に運営されているはずである。
この記事と併せて、山谷氏は「CCKJの決議文」と題した文書を掲載した。私は、その文書がCTの社会的信用を著しく傷つける内容であったために、その信憑性を直ちに疑った。この文書をここに転載する。
-引用開始-
2.在日韓国基督教総連合会(CCKJ)
2月13日(火)の在日韓国基督教総連合会(CCKJ)実行委員会に、『クリスチャン新聞』編集顧問の根田祥一氏と山谷が招致され、クリスチャントゥデイ問題の経緯を説明いたしました。その結果、CCKJ実行委員会は以下の決議をいたしました。
(1)日本の教会と信徒と日本人を韓国のカルト集団から守る事を大原則とする。
(2)韓国内より国外において悪賢い働きを展開しているクリスチャントゥデイに対して、五人構成対策委員会を設置して、あらゆる情報の収集と見張りの役を果たす。
(3)4月17日(火)午前10時から12時30分に、淀橋教会にて第一回異端対策セミナーを開く。講師は韓国の専門家と韓国基督教総連合会(CCK)の関係者を呼ぶ。
(4)日本福音同盟(JEA)を通して韓国福音主義協議会(KEF)とCCKに早いうちに正式な日韓共同調査対策会議を開くように申し出を送ることを願う。
(5)CCKJは日本の諸関係者の働きを積極的に応援しながら自主的に取り組む。
-引用終わり-
キリスト教組織らしからぬ、非常に感情的な語調で書かれてはいないだろうか。つまり、CCKJ実行委員会は、対策委員会を設置してCTを監視し、異端対策セミナーという「公開裁判」の場を設置してCTを糾弾し、異端判決を下そうというのである。どうすればキリスト教組織が、このような攻撃的な決議を出せるのか。そもそも、「在日大韓イエス教長老会合同福音総会」と「ACM」はCCKJの会員であり、それ以前に、CCKJの設立メンバーである。その団体に何の連絡もなく、突然このような決議をすることが、果たして正常な組織に可能なのだろうか。CCKJの運営規約に反していることは明白である。私はCCKJに対して怒りを覚えたが、山谷氏の得意とする情報操作や新たな扇動作戦の可能性もあるため、進展を慎重に見守っていた。
CTの高柳氏によると、それから数日が経ったある日、NCC、JEA、CT宛てのファックスがCT本社に送られてきた。送信者はCCKJ会長であり、内容は、山谷氏の掲載した決議文がCCKJによるものではなく、CCKJが山谷氏に削除を求めているにもかかわらず、山谷氏がこの要請を無視している、というものであった。
-引用開始-
NCC総幹事様
参考
JEA御中
KCCJ総幹事
クリスチャントゥデイ御中
神の御名を賛美いたします。
お尋ねしたいことは、下記のNCCに関する文章は間違いないのでしょうか?
私は在日韓国基督教総連合会(CCKJ)の会長、金〇〇牧師です。CCKJの総幹事をした者です。
下記の文章はCCKJ東日本地方会の実行委員会に山谷兄が参加して勝手に書いたものであります。
ですからCCKJ東日本地方会の文章でもないし、内容に問題が在りますので、CCKJ東日本地方会会長がとりけすように伝えたにもかかわらず、今日(2007.2.26午前10時50分)まだ残っています。
韓国基督教総連合会(CCK)は2004年度中と2005年度中に二度にわたり調査した結果、問題ないと代表会長よりすでに(2005.09.06)公文書がきています。
NCCの発展を祈りながら 2007.02.26
金〇〇牧師 (090-0000-0000)
Tel. 00-0000-0000 fax. 00-0000-0000
(下に山谷少佐のブログより「決議」に関する記事が転載されている)
-引用終わり-
私は、これを山谷氏による異端捏造の典型的な証拠と見ている。山谷氏は、これほど大胆な捏造工作まで行い、何を企んでいるのだろうか。山谷氏は現在、すでに人々の信頼を失い、警戒されているようである。今回は、その一例として、山谷氏が教会組織を巻き込み、政治権力でCTを異端に認定してしまおうと企んでいたことが判明した。これは山谷氏が狙っている最後の攻撃なのだろうか。これから先、山谷氏がキリスト教会をどのように扇動して利用しようとしているのか、また、今後どのような捏造工作が暴かれていくのか、注意深く監視していこうと思う。